２０１０年５月１０日（月）　普天間問題　５月中の決着を断念

政府は10日、沖縄の米軍普天間基地移設問題を巡り、鳩山由紀夫首相が約束した５月末までの決着を断念する方針を固めた。米側、移設先の自治体、連立与党の合意をすべて期限内に得るのは困難と判断した。
自民党が橋本総理の時代から１５年以上かけて取り組んできたものを政権交代後の数ヶ月でひっくり返すなんて、そもそも不可能と思う。
「最低でも県外移設」と沖縄県民の期待をあおり、今になって「抑止力の観点から県外移設は難しい」と言うのでは、沖縄県側が反発するのは当然だ。
今頃、米軍の抑止力のことを問題にするなんて、素人ならまだしも総理の言葉とは思えない。
でも、私自身の考えからすれば、有事の時にはアメリカに守ってほしいくせに、「この国から出て行け」というのは虫が良すぎる話だと思っていたが…。
事実、フィリピンではアメリカ軍を全て撤退させた。
そのせいで、勝手に入ってきた中国に島をいくつか占領されている。
日本もアメリカ軍が出て行ったら、おそらく中国が尖閣諸島は全て占領してしまうと思う。
そう思うと、アメリカ軍の駐留も仕方がないと思うのだが……。