２００９年１１月１２日（木）　何もできない自分が情けなく思えた

今日は午前中で診療終了。
午後から、いつもの整骨院へ行った。
その後、家電量販店、そして、日根野のジャスコへ行った。
ジャスコの駐車場で前の車についてとろとろと走っていると、前の車が角を曲がったところでおばあさんが出てきてその車に接触した。
跳ね飛ばした、というよりおばあさんが車の側面にぶつかってきたようだった。
近づくと、そのおばあさんが倒れている。
運転者に「だいじょうぶ？」と私が声をかけると、無我夢中で携帯でどこかに電話をしている。
車を止めておばあさんに近寄ってみた。
「大丈夫ですか？」
反応がない。
よくみると、頭の下に血溜まりができている。
なぜ？
よくみると、左耳から出血しているようだ。
もう一度よびかける。
「大丈夫ですか？」
反応が無い。
運転者に「救急車は呼んだの？」と聞くと、「今電話しました。」という。
胸が動いているので呼吸はしている。
手首で脈も触れる。
心臓マッサージはしなくてもいいようだ。
でも、頭を強打しているため動かせない。
警備員、店の従業員、店長らしき人、野次馬であっという間に現場は騒然となった。
それから、救急車が到着するまで１０分近くかかったと思う。
この間、自分が何かできないか？色々考えたが結局それ以上のことは出来なかった。
その後、診療所に戻り、今度の勉強会での発表の資料作りをしたが、そのとき何も出来なかった自分が情けなく思え、あまり作業が進まなかった。
おばあさんも気の毒だが、自分の前を走っていた車も、あんなにゆっくり走っていたのにあんなことになるなんて、自分が前を走っていたら、と思うとぞっとした。
嫌な場面に遭遇してしまった。