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2010年7月1日(木)  W杯岡田JAPANが帰ってきた

2010年7月1日(木)  W杯岡田JAPANが帰ってきた

W杯岡田JAPANが帰ってきた。
W杯前の試合では全く勝てなかったのに、本戦ではなんと予選を突破、決勝リーグでは辛くもパラグアイに延長戦の末、駒野のゴールキックの失敗により負けてしまったが、このシーンは何度見ても感動してしまう。

バーをたたき、上方に大きく弾んだ自らのシュートに、駒野は天を仰ぎ、頭を抱えた。うつむいてセンターラインの仲間のところへ戻る駒野を中沢が抱きかかえるようにして迎え、列の中へ招き入れた。

5人目のキッカー、カルドソが決勝のゴールを決めると、歓喜の輪を抜けだし、1人のパラグアイの選手が駒野に駆け寄り、額をすりつけるようにして何かを語りかけた。自身4人目のキッカーとして落ち着いてゴール中央にPKを決めたアエドバルデスだった。おそらくスペイン語だったのだろう。駒野は何を言われているのか分からないはずだが、しきりにうなづいていた。気持ちは通じていたのだろう。

一番長く駒野の肩を抱いていたのは、松井だった。そして駒野以上に泣いていた。何も言わず、しゃくり上げ、ただただ肩を抱き続けていたようにみえた。そして逆の肩を、阿部が抱いた。
サポーターへのあいさつに駒野を背を押していざなったのは、稲本だった。努めて笑顔だった。駒野は笑顔を返すことはできなかった。それでも稲本は笑みを送り続けた。
帰国後の記者会見では最初全員が緊張した表情だったが
最後はみんな笑顔で非常に微笑ましい会見になった。
私自身、今大会では予想以上に良い試合を見せてもらって嬉しかった。岡田JAPANに感謝したい。