先日、診療終了後、西尾先生と話をしていると外から猫の鳴き声が「ミー、ミー、ミー」と聞こえてきた。
窓を開けると手のひらに乗りそうな小さな白い子猫が2匹駆け寄ってきた。
誰だ、こんなところに子猫を捨てたのは。
外に出ると、足にまとわり付いて離れない。
とってもかわいい!!
でも、家にはつれて帰れないので、診療所の花壇の中に入れて走って車に乗って家へ帰った。
次の朝、子猫たちはたった50センチくらいの高さの花壇から降りられなくてそのままいた。
このままじゃ死んじゃうよ。
とりあえず、段ボール箱に入れて、「誰か、もらってください」と書いて診療所の玄関の横に置いておいた。
その日の夕方、ダンボールごと子猫たちがいなくなっていた。たぶん、心の優しい方に拾ってもらったんだろう。
良い方向で考えているが、出来れば一言、声をかけてもらいたかった。
子猫たちにお別れの言葉をかけたかったのだが……。
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