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2009年10月28日(水) 新インフルエンザの予防法

以前にインターネットでインフルエンザについて色々調べていると、こんな記事を見つけた。「ある介護福祉施設で行われた研究で、歯科衛生士が週1回、歯磨きや舌みがきの指導、プラーク(歯垢)の除去を行ったところ、実施しなかった施設と比べて、インフルエンザの発症率が10分の1に激減した」というものだ。
インフルエンザが細胞内に侵入して増殖するには、プロテアーゼという酵素があらかじめウィルス表面の突起を切っておく必要があり、口の中の細菌が、このインフルエンザウイルスを手助けしてしまうプロテアーゼを作り出してしまう。このため口の中を不潔にしておくと、細菌が増殖し、プロテアーゼの量も増え、インフルエンザにかかりやすくなってしまうらしい。
口の中のケアをしっかり行い、細菌を減らすと、唾液中のプロテアーゼ量が減り、インフルエンザの発症も抑えられる…というわけだ。
インフルエンザの予防は手洗い、うがいそして歯磨き。
特に3つ目の歯磨きは歯科医師としてはみんなに広めたいと思った。